音声コンテンツ・音声番組の制作

       

10~20代を中心に大人気!「100円で買い取った怪談話」がTwitterバズから日本トップ10のPodcastになった話

PitPaで今、急速に勢いで人気を集めている番組があります。それが「100円で買い取った怪談話」。実際に心霊体験をした人たちから100円で買い取ったお話を、体験者が話している実際の音声でお伝えする番組です。パーソナリティは、怪談作家の宇津呂 鹿太郎さん。話の後半には、怪談作家である彼ならではの怪談の解説も聞くことができます。

ヒットのきっかけは、Twitterでとある投稿がバズったこと。しかし、そのバズを番組視聴につなげたのはディレクターのきめ細やかな努力でした。今回は、番組のヒットのために尽力したPitPaのサウンドディレクター・昆さんのお話をお伺いします。

最後に、お盆に向けた「怖〜い」お知らせもあるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

日本人が好きな「怪談」を誰もやっていない方法で番組にしようと決めた

――この番組を作ろうと思ったきっかけはなんだったんですか。

年末のドキュメンタリ番組で、宇津呂 鹿太郎さんが尼崎でやられている怪談売買所が紹介されていて、頭にずっと残っていたんですよね。それで自分で番組が作れるようになったときに、声をかけさせていただきました。

――怪談売買所のことを詳しく教えてもらえますか?

宇津呂 鹿太郎さんは怪談作家で、色んな人が体験した怪談話を本にしたりライブで話したりされている人です。その宇津呂さんがとある場所でやっている怪談を売り買いする場所で。100円で一般の人の怪談話を買い取ったり、逆に聞いた話を有料で話してあげたりしてるんですね。

――それってどういうニーズなんでしょう……

結構「自分の体験した怪談話を聞いてもらいたい!」ってニーズはすごくあるんですよ。心霊体験って、自分の中でモヤモヤしていて友達や家族に話しても、取り合ってもらえない。それを宇津呂さんのところに行けば、真剣に聞いてくれる。

今は番組づくりのためもあって、オンラインのフォームでも集めているんですけど、全国から沢山の怪談が集まりますよ。以前は尼崎周辺の人の話しか聞けなかったのが、沖縄とか、様々な地域の心霊体験が集まるようになって、地域性があるのが面白いですね。

――なるほど。よくわかります。私も母の実家でおじいちゃんがこちらを見ていることがあって。

ああ、よくある話ですね。それで、おじいちゃんの写真を見てみたら全く違う人だった、っていうオチもあります(笑)

――やめて!!!怖すぎる!!!(笑)私はちゃんとおじいちゃんでしたよ!!(笑)でも確かに、ついつい言いたくなる話、ありますね。

海外のPodcastで日本の歴史として紹介されていたんですけど、江戸時代で一番売れていた本は、怪談話だったそうです。日本の人は昔から伝統的にそういう話が好きなのかも知れないですよね。妖怪も好きだし。

昔とかって、変なことが起こったら妖怪のせいにしてたみたいですし。例えば鹿児島だと、朝お風呂が汚れていたら、かっぱのせいにする風習があるらしいですよ。

――そういうのありますよね。座敷わらしとか。暮らしと怪談はかなり身近。

日本人は怪談が大好き。なので、Podcastも調べてみたところ、心霊番組自体はあったんです。だけどほとんど全部がよくある怪談を朗読する番組だった。だから、「実録の怪談話があったら人気になるのでは?」と思ったんですよね。

一度のバズから大人気音声番組にまで上り詰めた、その裏側

――狙い通り、番組はとてもヒットしてると聞きました。どんなふうにリスナーが増えていったんでしょう?

最初は本当に誰も知らない番組でした。だけど、日々じわじわとリスナーが増えていくのは感じていましたね。一回宣伝をすると、その宣伝が終わってもランキングが落ちずに伸びていく状態が続いてて。それってつまり、知ってくれた人がそのまま定着してるってことだと思うんですよね。なので、知ってくれた人には、良い番組として受け入れられている感触はありました。

――その状態で、とあるツイートがバズったと。

そうですね。僕、毎日ランキングの順位をスクショしてるんですけど、バズる前の日はPodcast全体のランキングで50位だったんです。でも、Twitterでバズが起こって、結果的に7位まであがっていきましたね。

このツイートを見かけたときはすでに、9000RTまで数字が伸びてて、コメントを見てみたら「私も怪談を話してみたい」というツイートがたくさんぶら下がっていた。だから僕、何時間もかけて一人ずつに「こんな番組がありますよ」ってリプライしていったんです。

ただ、そのツイートがどんどん拡散して、途中で「これキリがない」と気づいたので、そのツイートに番組を紹介するツイートをリプライしておくことにしました。

そしたらそのツイートもすごく拡散やいいねしてもらえて。ヒットしたものに便乗するって大事だなと(笑)

――いやいや、バズを再生につなげる力がすごい!(笑)尊敬します。ただ、実際、そのバズで数値ってどれくらい伸びたんですか?

再生数は4.6倍くらいになりましたね。リスナー数もかなり伸びました。

Spotifyでの順位もぐんぐん伸びていきました。バズ後すぐに37位になって。ただ一過性のものかなとも思ってたんです。だけど、次の日には25位、20位……とあがっていった。20位くらいになると、僕がいつも聞いてる芸能人がやってるラジオ番組とかと並んで、すごく興奮しました。だけどそれすらも追い越していって、13位、10位……最後には7位まであがりました。10位以内には、プラットフォーム自体が推しているオフィシャルの番組も沢山ありますから、そういった番組にTwitterのバズの力で並べたのはすごく嬉しかったですね。

今はその時の順位からは少し下がってますけど、でもバズる前から比べるとすごくランクアップしました。実は、広告とか人気のあるパーソナリティを使って、勢いよく上位にランクインする番組って他にもあるんです。でも、そのランクがなかなか続かないのがPodcastの厳しいところ。宣伝期間が終わるとランク圏外に順位が落ちてしまう番組も少なくないです。一度話題になっても定着しないと意味がない。

そういう意味では、いまだに上位にランクインしたまま順位がキープされているのは、こだわって番組を作っている身としては、リスナーに番組の内容が受け入れられている気がして、すごく嬉しいですね。

10代に大人気の怪談話。人気の背景にある「怖い」音声をつくるためのこだわり

――ちなみにどんな人が聞いてるんですか?

Spotifyのデータを見ていると、20代までで50%、10代だけでも30%なので、若い世代が多いですね。あとは女性の方が多いです。怪談を売りに来るのも、女性の方が多いんですよ。

 

――へえ!若い人怪談好きなんですね。なかなか若い人に刺さる番組作り難しい中ですごいです。やっぱり時間帯は夜聞かれてるんですか?

特に時間帯は偏ってないですね。意外とみんな色んな場面で怪談聞いてるみたいです。とある人は、犬の散歩しながら聞いてたらしいんですけど、ちょうどこの番組の第一回が犬の散歩中のエピソードで。「もう犬の散歩が怖くて仕方ない」という人もいました(笑)

――リスナー数や再生数が伸びたことで、何か変わったことはありましたか?

オンラインで集まってくる怪談の数が増えましたね。僕はそれがすごく嬉しくて。大人気深夜ラジオだって、はがきを送っている人はごく一部なわけで、ほとんどが聞いているだけの人。ユーザーが番組を聞いてくれているだけでなくて、アクションして参加してきてくれるってすごいことだと思っているんですよね。

――番組づくりでこだわっている部分はありますか?

聞いてて”二回面白い”と思ってもらえるように作ってます。

一回目は、怪談自体が、体験者が実際に体験している怪談だからオリジナリティ溢れていて面白いので、それを思う存分感じてもらうために工夫してます。二回目は、その怪談について、宇津呂さんが解説をしてくれるんですよ。それで、「この現象ってこういうことだったのか」という学びがある。

例えば、「どうして昔事件があった場所におばけがでるのか、それは場所にも記憶があるからではないか?」とか。普通に暮らしていると知らない考え方に出会える。怪談を沢山聞いてきた宇津呂さんだから話せる解説がある。Podcastのリスナーって知的好奇心が高い人が多いと思っているんですよね。日本では、英語学習のための番組が伸びているわけなので特にそうだと思うんです。だから、この番組もただ「怖い」だけで終わらずに学びの要素を入れるようにしています。そうするときっと、印象にも残ると思うんですよね。

――すごい。私もPodcastやっているので、勉強になります。昆さんはサウンドエンジニアでもありますよね。番組の企画内容以外で、音作りなどでこだわった部分もあるんですか?

音声だからこそ「頭の中で想像できる」ということを大切に作ってます。

エピソードは実録の音声なので、一般人の体験者が話してるんですけど、一般の人ってみんな、どうしても畳み掛けるように早口に話してしまう。だから一個一個に細かい間を入れるように気をつけたり、SEを使って想像を掻き立てるようにしてますね。

例えば、「心霊スポットに遊びで言ったら、自転車が通り過ぎていったんです」という話があったら、自転車の音をLとRで分けて出るようにして、本当に通り過ぎているふうに聞こえるように工夫したり。やっぱり怪談って、頭の中で絵が想像できたときに「怖い」って思うわけじゃないですか。だから、ドラマを作るみたいに、映像が浮かぶような音声体験をつくるようにしてますね。

――こだわりが詰まってていい番組ですよね。これから夏がやってきますが、何か仕込んでいる企画はあるんですか?

すでに始まっていますが、プロの怪談師の人に怪談を話してもらう企画がはじまります。怪談師というのは、日本中で怪談を集めて話している人。いつも以上に臨場感あふれる話が聞けると思います。

全部で4エピソード公開する予定で、ちょうど日本のお盆の季節に全部揃う予定なので、聞いてほしいですね。

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100円で買い取った怪談話』では、すでにプロの怪談師が怖〜い怪談を話すエピソードが公開されています。蒸し暑い日本の夏、今年は是非、耳から恐ろしい怪談を聞いて、涼しい気分になってみてくださいね。

       

【スタジオ見学・利用大歓迎!】渋谷のPitPaオフィスに新しくスタジオができました!

PitPaの新オフィスに収録スタジオができました!!今回は、新スタジオの詳細を紹介します。

6月より、Podcast配信者(今後予定がある方も含む)のスタジオ見学を承っております。期間限定でスタジオ利用も可能ですので、Podcast制作に興味のある方は、ぜひ遊びに来てくださいね。

壁には防音材が敷き詰められており、録音している音声以外の外部の音をシャットダウン。ノイズなしの音声が収録できるようになりました。反響もありませんので、クリアに音声を収録できます。

4人まで収録可能。マイクも機材も揃っているので、手ぶらでお越しいただき、最高の音質で収録することができます。

<収録機材>
●ミキサー(録音機材)
ZOOM / LiveTrak L-8
●マイク
RODE / PodMic
●ヘッドフォン
SENNHEISER / HD280 PRO MK2
●編集ソフト
Adobe / Audition

場所も渋谷にあり、都内各所からのアクセスも良好。

PitPa制作番組専用のスタジオになりますので、外部スタジオ利用にかかる費用は不要。また、スタジオ収録で課題になりがちなスケジュールも、外部スタジオ利用時に比べて調整しやすくなりました。PitPaに制作を依頼している番組での利用も可能ですので、柔軟に収録に対応できるようになります。

まずは、スタジオ見学からでも構いませんので、ご興味ある方はぜひお立ち寄りください。

<期間限定キャンペーンのお知らせ>
PitPa新スタジオオープン記念といたしまして、期間限定で、PitPa関係者以外でも、現在Podcast配信をされているすべての方に、スタジオ利用を試していただけます!ぜひこの機会に、良い音質での録音をテストしてみてくださいね!

■期間(変更可能性あり)
〜7月末

■対象になる方々
・すでにPodcast配信をされている方
・番組内やSNSで、PitPaおよびPitPaスタジオの紹介をしていただける方
(「本日はPodcast制作会社PitPaさんのスタジオから収録しています〜」など)

■アクセス
東京都渋谷区南平台町6-11

■スタジオ利用お申し込み方法
下記の問い合わせフォームより、お申し込みください。
その際、相談内容は「その他」を選んでいただき、詳細内容に「番組名」「番組URL」「スタジオ入室人数」をご記載ください。

■注意事項
・東京都渋谷区にあるスタジオまでの交通費は自己負担にてお願いいたします。(スタジオの利用料のみ期間限定で無料とさせていただきます。)
・利用日時の調整については、問い合わせフォームにご登録いただいたメールアドレスにご連絡させていただきます。
・スタジオ入室可能な人数は最大4人までとなりますのでご了承ください。
・スタジオ利用は入室から完全撤収まで最大2時間までとさせていただきます。
・いただいた個人情報はスタジオ利用に関するご連絡のみに利用します。応募者の承諾を得ることなく、第三者に情報開示・提供する事はございません。
・当日スタジオ入室前に検温を実施いたします。37.4℃以上の発熱がある場合は、スタジオへの入室はお控えいただきます。
・スタジオ入室時には、マスクのご着用、をお願いいたします。
・会場等に設置の手指消毒液にて、手指消毒のご協力をお願いいたします。

       

アプリでの恋人探しこそ、他人の視点が必要。「恋人できないあるある」から抜け出すために”ありのまま”から一歩踏み出す

PitPaで制作している『マッチングアプリを使って1ヶ月で恋人出来るか検証してみ‪た‬』は、マッチングアプリ専門家である伊藤早紀さんをホストに、実際に恋人がいない男女がアプリを使って恋人探しをする一ヶ月を記録したドキュメンタリー番組。今回はこちらの番組に注目し、伊藤早紀さんにお話をお伺いしました。

マッチングアプリで恋人ができない人にありがちなケースや、恋人探しに必要なマインドなどを聞いています。番組と一緒に是非、こちらの記事もお楽しみください!

――伊藤さんがマッチングアプリをはじめたきっかけを聞かせてください。

元々テラスハウスに憧れて上京したんですけど、友達も恋人もできなくて。「東京っぽい人に出会いたい!」という理由ではじめました(笑)皆さんが知っているようなマッチングアプリはほぼ使って、中でもTinderは近くの人とマッチするので便利でよく使ってましたね。Tinderでマッチするために、六本木に出向いてマッチしてたんです。

――確かに六本木は東京っぽい人に出会えそう!そこから、マッチングアプリのコンサルになるわけですよね。

アプリを使っていくうちに、恋人探しよりも、使ってる男性に対して「もっとこうしたら良くなるのに」っていう目線を持つようになって。ちょうどその頃、副業でマッチングアプリのプロフィール添削をやらせて貰う機会があったんです。当時まだ”マッチングアプリ専門家”っていう人があんまりいなかったこともあって、すごく需要があることに気づきました。「女性は沢山メッセージが来てるから『こんにちは』だけのメッセージじゃ差別化できないよ」とか、女性目線を知っていないとわからないことって沢山あったんですよね。それを伝えているうちに、気づいたら本業になってました。

今はそのコンサルの他に、マッチングプランナーがその人にぴったりな人を紹介するサービス『ヒトオシ』も自分で立ち上げています。

――すごい、マッチングのプロですね。今回の『マッチングアプリを使って1ヶ月で恋人出来るか検証してみ‪た‬』では、その知見を元に、参加者の方々が一ヶ月で恋人をつくるためにコンサルしてくださってます。何か心がけたことはありますか?

基本的には一人で婚活するって孤独なんですよ。なので、アドバイスを求めてもらえるなら、わざとおせっかいおばちゃんの気持ちになって、ビシビシ言う立場になろうっていうのは意識してますね。

女性の恋人探しの失敗ケースは、ハードル上げすぎ・切り捨てすぎにあり

――今回の番組のシーズン1はすべて聞いたんですけど、まさにマッチングアプリ使ってた時代の私を見ているようで辛かったです(笑)理想が高くて、実際に会うフェーズになると、誰とも会いたくなくなるっていう。

シーズン1は女性で、シーズン2は男性をコンサルしているんですが、おふたりとも男女の”マッチングアプリでうまく行かない典型的パターン”ですね。

女性はやっぱり、自分より格上の人と付き合いたいって思ってるんですよ。しかも、厳しいこと言いますけど、その相手を格上だと思っていない事が多い。なのでまず、自分を客観視することが必要なんです。女性の場合、大きく変えなきゃいけないのはマインド面ですね。

――私も思い当たる節があって耳が痛いです……。とはいえ、今回の番組内でもありましたけど、会えたら会えたで、「ヤリモク(付き合うつもりもなくマッチングアプリで出会いを求める人達)」の男性に遭遇してしまうこともあるじゃないですか。だから、慎重に会う人を選びたいって、私も思ってました。ただ、それに対して、早紀さんが番組やTwitterでされている「ヤリモクだって本気になる」っていうコメントが、誰も言ってくれないような正論で、胸に刺さってしまって。早紀さんのフィードバックはいつも、厳しいけどド正論。

年収数千万の医者と付き合いたいとして、自分もそれに見合うように、自分も努力しないと。例えば中身をしっかりしたり、生活を見直したり。今回のパターンだと、鞄を机の上に置いたり、ちょっとした動作がだらしなかった。人によっては、ごはん屋さんで鞄を机に置くの、嫌だったりするじゃないですか。

あとは鞄の中も汚かったり。ナンパ師もよく言うんですけど、鞄の中が汚いのって「ヤれそう」判定されちゃうんですよね。服も露出が高めで、ちょっとぽっちゃりされていて。もちろん顔はすごく可愛いんですけど、だからこそ、本命彼女になれずに終わっちゃう典型的パターン。

女性は、ヤリモクを見極める力も大事ですけど、ヤリモクとして狙われないように自分の見せ方を考えるのも大事なんです。

――他に失敗あるあるなケースってありますか?

今回もそうですけど、それまでにモテた経験がある人も多くて、加えて自分も仕事ができるし、周りも仕事できる人が多いからか、ちょっとでも男性にダメな所があると切り捨てちゃうっていうのは多いんじゃないですかね。

――ハードルを下げるためには、どうしたらいいんでしょう……。

沢山の人に会うのは大事かなと思います。それから、完璧な人を求めすぎないこと。求めている条件に一つでも当てはまらないと付き合えないんじゃないかって考えている人もいると思うんですけど、実際にうまくいっている人を見ると、2~3個条件に当てはまればとりあえず付き合ってみる、って人が多い気がします。

――でも、なかなか、会うのって心のハードル高いんですよね……

わかりますよ。知らない人とご飯に行くのはストレスだろうなっていうのはすごくわかります。でも、10人会ってデートしないとわからないこともあるから。恋人を本気で作りたいなら、チャレンジしてみてほしいですね。

男性がマッチングアプリで出会うために必要なのはシンプルなスキル

――男性はどうですか?どんなタイプがマッチングアプリの失敗に陥りやすいんでしょう。

女性と似通ったところはもちろんあります。自分の中で恋愛対象になる条件がすごく限られていて、「こうじゃないとダメ」っていうのが頑なだったりするんですよね。あとはこれも女性と同様ですが、自分と釣り合っていないパターン。自分がかなり年齢が上でも、「35歳までしか女は子供を産めないから、嫌だ」とか「20代女子が良い」とかも平気で言ったりする。

――男女ともに、相手を知る前から条件だけ絞りすぎってことですね。確かに、この世に実在しない理想を追いかけてるみたいなこと、ありそう。

マッチングアプリって、目的が大事だと思うんです。結婚相手を見つけるっていう目的でもいいし、ただただ恋愛を楽しむっていう目的でもいいけど、とにかく目的を持つ。

服を買うときも、自分が何を買うか決まってないと、何見てもピンと来ないじゃないですか。マッチングアプリをやるときも、どういう人に会いたいかが決まってないと、どの人を見ても微妙だし、どの人に会ってもピンとこない。

だからこそ、マッチングアプリを使う目的が必要。私が運営しているサービスでも、オンラインで面談で必ず「どんな人生送りたいんでしたっけ」っていう質問からしてますね。

――「どんな人に出会いたいんだっけ」「なんのために異性と出会うんだっけ」がないと、無数にアプリの中に異性がいますもんね。迷子になっちゃいそう。

ただ、男性はそもそも、見た目や会話をどうすればいいかわかってないパターンも多いですね。マッチングアプリ上のプロフィールも、女性の方が断然作り方が上手い。写真も自撮り文化があったからなのか、圧倒的に女性のほうが撮るのがうまいし、プロフィールに使えるような写真を持ってる。

それから、そもそも男性って見た目の整え方や似合う服がわからないことも多いですね。女の子慣れしてなくて、会話の方法がわからないことも。あと、初回のデートでチェーンの居酒屋予約しちゃうとか。

――そんな人実際にいるんですか?!(笑)Twitterでしか見たことない。

今回のエピソードでも実際に起こったんですよ!本当に男女で情報って分断されてるんですよね。女性側からは当たり前の「チェーン店がなんとなくダメ」ってことも、本当に男性側は知らなかったりするんです。

マッチングアプリこそ、第三者のアドバイスが必要。音声番組を聞いて学べる大事なエッセンス

――これまで早紀さんがコンサルしてきた方で、マッチングアプリで幸せを掴んだ方も結構いらっしゃるんですよね。

沢山いますよ。一人は、私が眉毛カットから何から全部指示して、洋服も一緒に選んだ人ですね。その人は眉毛カットもやってくれたし、服も「一枚5000円以内なら」という制限はもらったものの、ユニクロで選んだ服を着てくれた。渋々、「先生が言うなら仕方ないのでやります」って感じでしたけど。でも、ちゃんとアプリで彼女を作って、結婚もしました。嫌々でも、とりあえずやってみることで変わることがあるんですよね。

今回の番組でコンサルした男性も、見た目やプロフィールを変えてもらった結果、今まで全然マッチングしなかったのが、女の子に会えるようになったって言っていて。男性はマッチングアプリで会えるまでがすごく難しいので、会えるようになったら、どんどん新しい経験も積めるだろうと思ってます。

――やっぱり、コンサルを受けて恋人ができる人って、「素直な人」なんですかね……?

まさにそうだと思います。逆に、自分からアドバイスを聞きに来ているのに、アドバイスを活かせない人は、結局うまくいかなくて前に進めないっていうパターンが多いですね。恋愛って別に矯正されるものでもないし、結婚しなくても誰も不幸にならないので、自由にすればいいとは思うんですけど、結果を出したくて他人にアドバイスを求めたなら、自分を変える勇気を持たないといけない。

――伊藤さんがTwitterで言ってた、「ありのまま」の話も面白かったです。「ありのままの私を愛してほしい」と思うけど、そのためにはまず、好きになってもらう努力が必要。

みんな、頑張ることに疲れちゃってる世の中ですけど、婚活で言えば「ありのまま」だけじゃダメ。白目向いてる寝顔もかわいいなって思えるのって、好きになった後だからこそなんですよ。

婚活においては、自分の殻を破ることと、自分を客観視するのが大切です。「デートするの面倒だ」とか、「自分を変えたくない」だとか思うでしょうけど、恋人ができなくて悩むくらいなら、何かしら行動を起こさないと。

――「ありのままを愛してほしい気持ち」と、「自分の殻を破る努力」。両方必要な婚活って面白いですね……。そしてそれって、自分だけじゃ頑張れない気がしてきました。

そうですね。頑張っている間にどうすればいいかわからなくなったときにも、第三者が「元々はこうしたかったよね?」って最初の目的に立ち返らせてあげることもすごく大事ですし。最初にお話したように、異性の目線ってすごく大事なので、異性の友達に見てもらいながらマッチングアプリでの出会いにチャレンジするのはすごく良いと思います。

――私達、マッチングアプリ使ってきた経験は豊富ですけど、意外にも”使い方”ってわかってない気がしました。この番組で、他人の使い方をドキュメンタリーで見て改めて感じましたね。早紀さんのフィードバック含め、すごく勉強になりました。

ありがとうございます。

――最後に、この番組でここはぜひ注目して聞いてほしいという部分はありますか?

マッチングアプリの使い方はもちろんなんですけど、何より大事なのは、マッチングアプリに向き合うマインドの部分。マッチングアプリ上のプロフィールの改善って、ネットで探せばいくらでも記事が出てるし、そもそも応急処置でしかなくて。マインドを変えないと、マッチングしてもその先うまくいかないので、その部分について、番組でも何度も指摘していると思うので、注目してもらえたらと思います。

 

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伊藤早紀さんが、恋人を一ヶ月で作りたい男女をビシバシ指導しながら進んでいく『マッチングアプリを使って1ヶ月で恋人出来るか検証してみ‪た‬』は、現在シーズン2が公開中。他人の恋人探しを聞いてみると、沢山の発見があります。すべてのマッチングアプリ経験者に、おすすめの番組です!

 

<伊藤早紀プロフィール>
恋愛メディア『マッチアップ(https://match-app.jp/)』の編集長、マッチングアプリ専門家として1000人以上の未婚男女に取材し、最旬のマッチングアプリ情報を発信している。2021年1月に紹介型マッチングサービス『ヒトオシ(https://hito-oshi.com/)』をスタート。

       

最近話題のPodcast・音声番組制作で、PitPaがお手伝いできることをご紹介します。

PitPa(ピトパ)は、ポッドキャストをメインにドラマ・ドキュメンタリー・ブランディングなど様々な形式の音声コンテンツの制作をしているチームです。

今回は、プロデューサー富山に、クライアントと番組制作を行う際にPitPaでできることについてお話をお伺いしました。

Podcastを”はじめる”ハードルは下がっているけれど、質を高めるのはまだまだ難しい

――音声番組制作を数多くされていますが、最近は企業からのお声がけも増えているんですか。

そうですね。音声メディアが多数立ち上がっている、音声番組を聞いている人が増えているというのは多くの方が認識してされている気がしています。

でも音声って、ブログとかと違って、初心者向けに書かれた音声番組の始め方の情報があんまりないんですよね。企業がちゃんと運営できるようなノウハウをまとめたサイトってあまり見たことがないです。だからこそ、音声番組の立ち上げに少しでも興味があれば、まずは相談いただけきたいと思っています。一緒にいい番組づくりをしていきたいですね。

――よくわかります。Podcast制作アプリが増えて、私も個人でPodcastはじめたんですけど、ただ配信するならいいんですが、他プラットフォームにも配信したいとか、BGMを工夫したいとか、音質をよくしたいとか少しでも思うと、途端に難しくなる(笑)

そうですよね。スマホに直接話してそれを配信できるアプリって増えてますが、企業が番組を作るなら、ゲストにスマホに向かって喋ってもらうのは失礼にあたる……なんてこともあるかもしれない。でも、マイクで収録したものをどうやってデータにして、Podcastに配信すればいいかわからない、ということもあると思います。

収録以外に関しても、「再生数ってどうやって調べるの?」「どうやってBGMってつけるの?」という情報って、意外と共有されていないんですよ。初心者にはハードルが高いと思います。

――Podcastを始めた初期の頃の大変さを思い出してきました……。私は個人だからよかったんですが、企業のコンテンツとなると、ある程度ちゃんとしたものを作りたいですよね。

まだみなさんも、「実験的に音声メディアを作ってみようか」ってところも多いでしょうし、そうすると、担当が兼務してるところが多いと思うんですよね。他に業務を進めながら、Podcastのことも頑張って調べる……ってかなり大変だと思うんですよね。

立上げは僕らと一緒にやらさせて頂ければ、再生数などをチェックするための管理画面の見方もすぐに教えることができますし、レポーティングをこちらですることもできます。BGMのストックや編集機器の使い方に関しても知見があるので、編集もお手伝いさせて頂ければ、最初からある程度のクオリティのものを作れるかと思います。

Podcast番組制作を幅広くサポート。番組共同制作の流れをご紹介!

――最初は外部にサポートしてもらったほうが良いところも多くありますよね。でも多くの場合はコストが気になるのかなと思っていて。広告コンテンツって作ろうと思っても、数百万単位でかかったりするじゃないですか。

音声の場合は、それに比べると断然格安でできますね。ミニマムだと、話すネタと話す人さえいればいいですから。そこから、いいスタジオを使うかどうかとか、編集も音声や効果音をリッチに使うかどうか、プロの脚本家を入れるかどうかなど、付加価値をつけていくことでお金がかかっていく。費用面でいうと、コンテンツの中では、比較的ハードルが低くて挑戦しやすいと思います。

――PitPaさんに制作協力していただく場合、どんなことを頼めるんですか?

ケースバイケースですね。番組の作り方がわからない最初のうちは、プロの脚本家さんを呼んで番組構成からお手伝いすることもできますし。収録に関しても、クライアントの会議室に僕たちの機材を持ち込むこともあれば、僕たちが借りたスタジオを使うこともできます。


編集・配信の部分も、もちろんお手伝いできます。そこから数字を見て番組を改善していくというご提案も可能です。月に一回収録して、月に一回、再生数などをレポーティングするミーティングをするケースが多いですね。その時に、「このエピソードは再生率が高かったですよ」「こんな問い合わせがありましたよ」みたいなサポートもさせていただきます。

――なるほど。マーケティングの部分って、コンサルみたいなイメージですか?それとも出稿のところまでお願いできちゃうんですかね?

マーケティングについては、提案だけでなく、実際に広告を出稿するところまでお手伝いしていることが多いです。よくWeb(テキスト媒体)から集客をするケースが多いのですが、習慣的に音声を聴いていない人が聞きに来てくれるのはかなりハードルが高く。なので、WEBからよりも、Podcast内で広告を打つほうが圧倒的に効果があります。Podcastの広告についても、数多く手掛けてきたので、出稿方法も確立してきました。

多くの人に聞かれる「いい番組づくり」をサポートしたい。

――番組を作るにあたって、気をつけるべきことはありますか?

ブランディング目的や、記録として短編物を作るというもケースを除いて、メディアとして育てようとする場合、1~2ヶ月の単発で番組を作るともったいないケースが多いっていうのは正直なところですかね。よほど有名なパーソナリティを使えたり、最初から使えるマーケティング予算が大きかったりすればいいんですけれども。そうでなければ、マーケティングをする前段階の、番組づくりが軌道に乗ってきたところで終わってしまう。やはりエピソードがあればあるほど、再生数が伸びる可能性は高くなっていくので、最低20~30エピソードは作ってから効果を検証したほうがいいとは思っています。

――改めて、Podcastづくりを外注するメリットってなんでしょうか?

まずは一定のクオリティの担保したまま音声番組を始めるハードルが下がるこだと思います。機材も揃っていますし、BGMも豊富にあります。脚本家さんもジャンルごとに執筆が得意な方をご紹介することができます。元々はテレビやラジオで書いている方なので、ドキュメンタリやドラマ、コメディなど様々なジャンルの番組に対応できます。

あと、PitPa独自の強みでいうと、やはり数字・分析に強いメンバーと、音声コンテンツの制作経験が豊富なメンバーがいるので、数字分析からコンテンツ作りに落とし込んで、成果を出していくという所だと思います。やっぱり最初って「管理画面は見れるようになったけど、どの数字を見れば再生数ってあがるんだろう?」って思うと思うんですよ。そこはこれまでの経験を生かしてサポートできると思います。

――確かに、数字が見れるとわかるのでは大違いですよね……。これから新しくやっていく予定のことがあれば教えてください。

前の記事で、「コミュニティを作れる番組は成功する」って話をしましたが、そのコミュニティをサポートする番組のHPとかブログのようなものを制作するお手伝いも始めようかと思っています。まだまだ始めたばかりで、『家電最前線』のHPも今週リリースしたところなんですけど(笑)番組内で紹介した商品をHPで画像を付けてわかりやすく紹介したりしています。

ユーザーが集まれる特別感がある場所を作ると、コミュニティに別のアクションが生まれるのかなというのを今試しているところです。方法を確立したら、クライアントワークにもコミュニティ運営も含めて、サポートしていければと思っています。

――ありがとうございました!

       

Podcast番組を多数てがけるプロデューサーが語る、人を動かす「ヒット番組」の作り方

様々なジャンルの人気Podcast番組を制作しているPitPaでは、常に”ヒットする番組にはどんな要素があるのか”を議論しながら制作を進めています。週に1度は話題のエピソードや番組を聞き込み、全社でそのエッセンスを共有する会議も実施。今回は、日々多くの人気コンテンツを聞いているプロデューサー富山に、Podcastで人気番組を作る秘訣について聞きました。前回のPodcastのビジネスモデルについて話した記事とともに是非読んでみてください。

アメリカで進んで”科学される”ヒット番組の作り方

――毎週行われている、ヒットコンテンツの共有会議ってどんなものなんですか?

社員全員で番組を1~2個聞いてきて、「これがよかった」「最近はこんなトレンドがあるらしい」というようなことを話してますね。

あとは、ヒットコンテンツを分析した海外の記事なんかも社内でシェアしてます。アメリカを筆頭に海外では、”ヒットを科学する”ような記事が日本に比べると沢山ある。日本ではラジオの人気番組がPodcastでも人気を集めてはいますが、まだPodcast発のヒット番組は比較的少ないですから、日本でウケる番組を作るためには、海外の事例を参考にしながらヒットの要素を探り続けることが必要ですね。

――アメリカでは、Podcastの制作体制が違うんですかね?

日本は一部放送局が作っているものを除いて、個人で運営されているPodcastが多いですよね。アメリカではランキング上位にほとんど個人はいないんです。Podcastの制作会社が数多く立ち上がっている。面白いコンテンツを作るための研究も進んでいます。

――なるほど。他に違いはありますか?

アメリカでPodcastといえば、ホストを立ててストーリーテリング形式で進んでいくものが王道。日本ではトーク番組が主流ですが、アメリカでトーク番組だとジョー・ローガンの番組が有名なくらいです。

それから、ジャンルとしては「事件」や「歴史」を扱ったものが多いです。日本が独特なのは、Podcastの”教材的な使い方”。英会話の番組が日本ではよくランキング上位に入っていますけど、アメリカではPodcastは教育というよりも、エンタメの側面が大きいです。

――それは結構違いますね!とある人が、「アメリカは車社会だから、日本とはPodcastを聞く環境が違うのかも」と言っていてすごく納得したんですが、エンタメ要素が強いのも、そういった、Podcastを聞くシーンが違うんじゃないですかね。

実はアメリカでも、一番よくPodcastが聞かれているのは自宅や職場なんです。イヤホンやスマートスピーカーが発展してきているので、「ながら聞き」ができる環境がかなり広がっているのだと思います。ですから、日本でも今後、Podcastをエンタメとして楽しみたいというニーズは高まってくるんじゃないだろうかと思っています。

アメリカの人気番組に学ぶ、成功に必要なもの

――それでは、人気番組に共通している要素ってどんなものがあるんでしょう。

いくつかあるのでご紹介していきますね。まず、アメリカの人気番組は「Xを語ります。なぜならYが面白いからです」という構成がすごく科学されています。例えば、ガーデニングの番組をやるとして、ただガーデニングを話題にしているだけじゃ、誰も聞き続けてくれない。だから「この番組ではガーデニングを話します。なぜなら、軒先に花を植えることによって、店舗の売上があがるというデータがでているからです」という風に設計する。多くの人が番組を聞きたくなる理由というのが考え抜かれているし、それを番組の中で上手に紹介しているんですね。

――なるほど。確かに後半の理由が追加された方が断然聞いてみたい。

それから、アメリカではストーリーテリング形式の番組が多いからかもしれませんが、1分から、長くても1分半くらいで次々話題が変わるように作られています。少しずつ話題をずらしながら、どんどん話題を移行していく。同じ話題を続けていると、リスナーが飽きて離脱しちゃうんですね。

――結構慌ただしそうにも聞こえますけど、番組の内容にもよりそうですよね。ストーリーテリング形式の番組ってどんな内容なんですか?

番組をガイドするホストを立てて、そのホストが語りかけるようにストーリーを展開していく番組が多いんですね。会話を聞かせると言うよりも、起承転結をつけた物語を聞かせていく形式。

――日本でもストーリーテリング形式で人気な番組ってあります?

例えば『COTEN RADIO』さんとかですかね。「今日はコレを話します。というのも、●●が興味深いからです」というのを話した上で、面白い出来事を順番に語っていく。エピソードの「XとY」もしっかり設計されてますよね。

――確かにCOTEN RADIO面白いですよね〜!周りにもファンが多いです。PitPaでもホスト形式で進めている番組はあるんですか?

同じく歴史番組の「ボイスドラマで学ぶ『日本の歴史』はナビゲーターを立ててますね。
。先程のXとYの話をすると、例えば、ナビゲーターが「今回は室町幕府を開いた足利尊氏の話です。実は尊氏は、足利家当主の妾の次男坊という、武家社会では決して表舞台に出れない人間だったのです。ではなぜ彼が征夷大将軍という武家の最高権力者にまで登ることができたのか、その奇想天外な人生をご紹介します。」という内容を冒頭に話してエピソードに入っていくようにしてますね。「XとY」をちゃんと作りこんで、テンポよくストーリーを進めていく方が離脱率は低くなります。

――その他に番組制作で大事にしていることはありますか?

ストーリーを作っていく時に、細かい描写を入れて、リスナーがイメージしやすいようにしていますね。やはり言葉だけ、音声だけの番組なので、リスナーが頭の中で想像しやすくする努力は必要です。話している方は、頭の中にすでにイメージがあるので、詳細をすっ飛ばして話してしまうんですけど、初めて聞いたリスナーは内容を全然イメージできなかったりする。だからこそ、ホストと制作側でわかりにくい部分をフィードバックしながら作っていくようにしています。

社会に意見を述べ、人を動かすことがヒットをつくる

――最近番組作りでチャレンジされていることはありますか?

この記事を参考に、“コミュニティができる番組作り”ができないかチャレンジしています。記事では、「検索すればでてくる情報を教える番組」、「専門家だけが知り得る情報を伝える番組」、「番組を中心にしたコミュニティが形成される番組」、「人を動かす番組」の順番で、”良い番組”であると紹介しています。最終的に、Podcast番組は、誰かを動かすような発信をしていかなければならないと書かれているんですね。

――それは素晴らしいですね。確かに、人気番組って、リスナーを動かす力があると思います。紹介した映画を見たくなったり……

例えば海外では、『シリアル』という有罪判決が下った事件を掘り下げる番組の事例があります。事件の概要の他に、事件を冤罪だと思っている人たちの意見を紹介しながら、ホストもその内容を考察して意見を述べるような番組になっていて。その中で以前、リスナーが「これはやっぱり冤罪なんじゃないか」と盛り上がったエピソードがあったんです。判決から20年くらい経った事件なんですけれども、やがてリスナーたちのアクションによって再審が行われることになりました、すごいですよね。番組を聞いて、リスナーが行動を起こすような番組。それを目指すことが成功する番組をつくる秘訣だということですね。

――それはすごい。社会を動かしてるんですもんね。ムーブメントを作れる番組って、確かにパワーのある番組だと思います。でも、それってすごく作るのが難しそう。

先程話したのは番組が目指すべき方向性ですが、ホストが話す時に意識する内容というのも紹介されています。一番初歩的なものは”レポート”。「こんなことがありました」という事実を話すだけ。もう少し高度なものは、そこに自分なりの”分析”をしてみるということですね。さらに高度なものが、分析した結果をもとに”意見を言う”こと。そして、最も番組を良いものにするホストの役割は”リスナーを動かす”こと、と紹介しています。グーグルで調べたらわかるようなことを紹介するような番組はほぼ聞かれない。ユーザーが聞いてアクションを起こしたくなる番組づくりに貢献できるホストこそ、革新的なヒットを作っていくという考え方ですね。

――これは、ホストの責任重大だなあ(笑)自分の意見があって、それを不特定多数に伝わるように話せる人じゃないと。

アメリカではホストがすごく大事だと言われています。番組作りはまず「何を語りたいか」、そしてそのためのホストは誰なのか?を探すところから始まると言われています。

仮説検証を日々繰り返す。PitPa流番組制作の裏側

――色んな”いい番組づくりの秘訣”を教えてくださりありがとうございました。PitPaではこういった知識も生かして番組作りをしているんですか?

そうですね。必ず番組を作る前には、これらの知識をもとに作成した「コンセプトシート」をつくります。番組で伝えたい「XとY」、あとはリスナーのペルソナもコンセプトシートではっきりさせます。

――すごい。どれくらいのペースで作ってるんですか?

オリジナル番組も含めると、月に2~3番組新しく作ってますね。社内完結で作るオリジナル番組は、僕たちが持っている仮説の検証の場としての役割を担っていることも多いので、スピーディに検証を行いながら、より良い番組を作っていけるように日々模索しています。

――ありがとうございます。これからも沢山の挑戦的な新番組が生まれそうですね。これからも番組を楽しみにしてます!

       

良質な番組が圧倒的なエンゲージメントを生む。世界が注目する音声配信ビジネスの今

 

PitPaでは、日本だけでなく、音声配信業界の盛り上がりが活発なアメリカの動向も常にチェックしながら番組作りを行っています。今回は、音声配信業界のビジネス動向や音声広告の価値について、PitPaプロデューサーの富山と話しました。

良質な番組を作れる企業がコンテンツプラットフォームを支える時代

――最近日本でも、「音声アプリブーム」と言われてますよね。とある調査では、国内のPodcastユーザーのうち47.1%が1年以内にPodcastを聞き始めたという結果も出ていました。アメリカではすでにPodcastは普及しているイメージがあったんですが、今も伸びている市場なんですか?

富山「ユーザーも聞く時間もずっと増加傾向ですね。2020年は前年比16%増でPodcastのリスナー数が1億670万人に達したそうです。だからこそ、今Podcastビジネスの市場も盛り上がっているんでしょうね」

――アメリカのPodcast市場の盛り上がりってどんな感じなんでしょう?

富山「僕たちが注目しているものでいうと、様々なPodcast制作会社が大手プラットフォームに買収される流れがあります。2019年には、Spotifyが有名番組を多数保有しているGimletを200億円で買収しました。2020年には、NYタイムズが同じくPodcast制作会社”Sereal”を27億円で、AmazonがWonderyという会社を300億円で買収しています

――なるほど。どういう狙いのある買収なんでしょうか。

富山「少し前にNetflixやAmazon Prime Videoなどの動画プラットフォームが盛り上がっていた時期がありましたよね。最初はどのプラットフォームも、他のプラットフォームでも配信している他社が作ったコンテンツを配信していましたが、次第に独占配信できる自社コンテンツを作って、ユーザーを集めていった。やはり面白いコンテンツがあるプラットフォームにユーザーは集まりますから。同じことが音声配信プラットフォームでも起きている印象です」

――面白い番組をつくれる制作会社を買収して、各プラットフォームで自社コンテンツを作っていく流れということですね。買収された会社の特徴は何かありますか?

富山「ヒット番組を数多く持っていること。オリジナル番組を多数制作できる制作体制があることですね。ヒット番組自体がプラットフォームと契約するケースもあって、海外のPodcastに詳しい人なら誰もが知っている『ジョー・ローガン』は、100億円でSpotifyと独占契約を結びました

――確かに『ジョー・ローガン』が他のプラットフォームでほとんど聞けなくなってる!これは強いですね。

Podcast番組は以上に広告の離脱率が低い?音声広告の特徴とは

――コンテンツ配信でいつも気になるのがマネタイズなんですが、Podcastだとどんなマネタイズ戦略があるんでしょうか?

富山「今は広告がほとんどですね。アメリカのデジタル音声広告市場の盛り上がりも注目です。アメリカで5本の指に入る大きなラジオ局であるEntercom communicationsではPodcast広告の売上が17.6%まで膨らんでいて。同じくメジャーなラジオ局であるiHeartMediaでは10%Cumulus Mediaでは15%がPodcastの広告売上になっていますニュースメディアの『Slate』では、収益の半分をPodcastから得ているようですね

――すごい。Podcast広告の魅力って何なのでしょう。

富山「とにかく離脱率が低いことですかね。”ながら聞き”をしているユーザーも多いからか、その商品のことを5分くらい話していても、ほとんど離脱しないです」

――5分!?でも、ながら聞きならあんまり頭に入っていないような気もする。

富山「そんなことないですよ。インターネットのディスプレイ広告の4倍以上、ブランド認知効果があると言われています

――でも、5分間聞く音声広告って全然想像つかない。どんな広告なんだろう。

富山「アメリカのPodcastってホストがいる番組が殆どなんですが、そのホストが2~3分、長いと5分くらい商品を紹介するっていうのが主流ですね」

――なるほど。テレビのインフォマーシャル広告っぽい。

富山「そうですね。単純な宣伝だけではなくて、自分が使ってみていいところ悪いところ感想も話していて、情報としても面白いのかもしれません。PitPaで分析している日本の番組のデータでも、広告で離脱するのは数%です。アメリカの75%のPodcastリスナーは広告を聞いた後にアクションを起こしているというデータもあるんですよ」

――それは強力ですね。PitPaでも、そのデータをコンテンツに活かしたりするんですか?

富山『家電最前線』は家電を多く紹介している番組なんですが、実際に購買にまで至ったリスナーさんも沢山います。どれくらいの人が購買に至っているかも、調査をし始めたところですね。この事例に関わらず、得られた知識は、番組作りで随時検証してます」

――私もPodcastやってるんですけど、確かに『番組で聞いたアレ、買いました!』っていう意見よく聞きます。あと、他の番組で紹介された口コミをきっかけに、私の番組を聞いてくれる人も多いです。

富山「Podcast内でPodcast番組を宣伝するのもかなり効果ありますね。僕らが分析しているデータでも、平均すると、紹介元のPodcast番組のリスナーのうち5%以上は紹介した番組を聞いているんじゃないかという結果が出てます。ホストに対する信頼度が高いんですよね。『ホストが紹介してるなら』とActionをする人が多い」

――わかります。Podcastのホストって、不思議な距離感や信頼感がありますよね。Podcast番組自体にも愛着が強いような気がするんですが、他のマネタイズモデルの可能性ってあるんですか?

富山先日AppleがPodcastのサブスクリプションサービスを発表しました。課金をすれば、限定エピソードが聞けたりする内容だそうです。今後は、コンテンツに課金するようなマネタイズも出てくるのかもしれませんね」

――確かに、日本でもVoicyさんが有料コンテンツ出してますね。Podcastはまだまだ可能性がありそう。富山さん、お話を聞かせてくださってありがとうございました!

改めてPodcast市場の盛り上がりや可能性、そして人を動かす力を再確認できたインタビューでした。PitPaでは、世界中の音声配信にまつわる情報を取り入れながら良質な番組制作に取り組んでいます。番組制作等、Podcastにまつわるご依頼は、以下のフォームよりお問い合わせください。

       

【Podcast制作実績】PitPaが手がけた番組をご紹介!

Podcast専門の制作会社であるPitPaでは、様々なコンテンツを制作しています。

弊社のオリジナル番組だけではなく、様々な企業やプラットフォームとの共同制作番組も多数。今回の記事では、PitPaが制作している番組を詳しくご紹介します!

カテゴリーランキング1位多数。PitPaオリジナルPodcast番組

PitPaでは、2019年8月から豊富なPodcast制作アセットを生かして、オリジナル番組を制作してきました!2021年3月時点で、なんと、22本のオリジナル番組が公開されています!

最近では、Podcast制作の知見や分析技術を生かし、多くのPodcast番組でカテゴリ1位を獲得!Spotifyのランキングでも、6本が200位以内にランクインしているんですよ!他にランクインしているのは、昔からラジオ番組を制作してきたラジオ局ばかり。ありがたいですね。

PitPaの強みは、豊富なエンジニアリソースによる分析力と、経験豊富なメンバーによる番組制作力。ジャンルに関係なく、多くの人に愛される番組づくりを行っています!

本当にあった猟奇的殺人事件⇒https://pitpa.jp/playlist/CwWkXTMeJ4753

国内海外の実際にあった猟奇的事件を題材にしたボイスドラマ。一部フィクションを交え、リスナーにわかりやすように脚本化してお送りしています。

『本当にあった猟奇的殺人事件』は事件・犯罪カテゴリーで何度も1位を獲得する人気番組。臨場感あふれる本格的なボイスドラマです。PitPaでは、トーク番組だけでなく、ボイスドラマやドキュメンタリーなど、様々なジャンルの番組を幅広く制作しています!

その他、日本史を扱った『ボイスドラマで学ぶ日本の歴史』は小説カテゴリーで1位、タレント・池澤あやかが家電について語るトーク番組『家電ライターが語る家電最前線』は社会・文化カテゴリーで1位、実用的な英語が学べる『レイニー先生の今日から役立つ英会話』はビジネスカテゴリーで1位を獲得。Podcastランキング上位に輝く、数多くの人気Podcastが、現在PitPaにて制作されています。

共同制作コンテンツも多数制作!

良質なPodcastコンテンツを必要とされているプラットフォームや企業の皆様とも数多くのPodcast番組を制作してきました。その一部をご紹介します!

THE LEAKS⇒https://pitpa.jp/playlist/theleaks

耳で体験する新感覚ボイスサスペンス『THE LEAKS』 何者かによって録音された、どこにも発表されていない音声ファイル。 それが白日の下に晒されたとき、“事実”は様相を変え別の物語が動き出します。1本の音声ファイルによって暴き出される芸能界や政界の裏の顔とは……? 嘘か真か、真相は『THE LEAKS』にて、あなたの耳でお確かめください。 音声アプリ「himalaya」で続きを先行配信中!(himalayaサイトより引用

音声プラットフォーム・himalaya様と共同制作しているのが『THE LEAKS』。こちらのボイスドラマでは、人気声優である内田彩さん、浅沼晋太郎さんを起用。刺激的なストーリーを豪華なキャストの演技で楽しむことができちゃいます!
実用的なPodcast番組として『MY BEST BOOKS』も制作。コラムニストである私、りょかちがホストを担当し、様々なビジネスインフルエンサーにオススメの本を聞く番組となっています。

himalayaアプリはこちらから⇒https://www.himalaya.com/jp

 

入山章栄が語るマンガと経営学⇒https://pitpa.jp/playlist/VOOX

『世界標準の経営理論』の著者で、マンガが大好きな経営学者の入山章栄が、大ヒット漫画から選んだシーンを事例に経営学の理論を解説する、聴くだけで使える経営学が身に付くコンテンツ。 この番組はビジネスに役立つ知識を10分間で音声でお届けする「VOOX(ブックス)」のオリジナルコンテンツです。

さらに、三井物産グループ・Moon Creative Lab様とは、音声メディア「VOOX」内のコンテンツ『入山章栄が語るマンガの経営学』を共同制作。こちらの番組では、ビジネスの話題をわかりやすく伝えるため、シナリオはもちろん、聞きやすいサウンド作りにもこだわりながら番組制作を行っています。

他にも多様なビジネスインフルエンサーをお招きし音声コンテンツを提供しているので、気になる方は下記をチェックしてください。 アプリダウンロードはこちらから ⇒https://voox.page.link/pdcst

       

制作経験0のベンチャー企業が、人気番組をつくれた理由

Podcast専門制作会社のPitPa。現在は、各Podcastアプリでランキングに入る番組を多数制作する会社になりましたが、実はその体制になるまでに様々な紆余曲折があったそうです。

今回は、PitPaの取締役で制作プロデューサーである富山に、PitPaが人気Podcastを作れるようになるまでの経緯や、制作会社としてのPitPaの強み、これからの挑戦について聞きました。

偶然見つけた世界のPodcastトレンドから、挑戦がはじまった

元々は僕が音声のQ&Aサービスをやっていまして、そこにエンジニアとして副業で手伝いに来てくれていたのが、代表の石部との出会いでした。

<PitPa メンバー>
石部達也: 2014年リクルート新卒入社。 システムエンジニア(SUUMO・ゼクシィ恋結び) 2018年PitPa創業。PitPa代表。

富山真明: サイバーエージェント アフィリエイトサイト㈱ちょびリッチ役員 月額コンテンツ㈱アップカレント・リブラプラス㈱代表 2018年PitPa創業。PitPa取締役。

その他、元ラジオ局プロデューサー、サウンドエンジニア、放送作家、 テレビドラマ監督、脚本家、アナウンサー の他、配信システム開発メンバーとしてシステムエンジニア、デザイナーなど 総勢20名近くのメンバーも在籍

その会社は数ヶ月でなくなってしまったんですが、石部が前職を卒業することになり、再び音声サービスの会社を一緒に立ち上げることに。まずは、”音声版Twitter”のようなSNSをつくったんです。しかし、シャイな日本人にとって、”街の中で声でつぶやく・聞く”というのはハードルが高かった。なかなか利用者数が増えませんでした。

ただ、サービスをアップデートしていく中で、投稿した音声をPodcastに流す機能を作ったところ、Podcastで再生数が伸びてることに気づいて。Podcastについて調べたところ、アメリカを中心にPodcastの利用者が伸びていることを知ったんです。そこで、Podcastを制作してみよう、と動き始めました。

技術力に支えられた分析と、プロによる番組作りがPitPaの強み

制作自体は最初は手探りでしたね。元々SNSを作っていたチームだったので、まずは、分析ツールや配信ツールなど、システム関連のできる部分から環境を整えていきました。

番組を制作しながら、再生数や離脱ポイントを細かく見るうちに、「コレが面白いんだ」「コレは面白くないんだ」というものが少しずつわかっていった。そしてそれに伴って、再生数も伸びていきました。今もそうですが、エンジニアも多いチームなので、番組の成長に欠かせない分析はかなり得意です。

ただ、本当にランキング上位になる人気番組を作れるようになったのはやっぱり、プロの脚本家さんやサウンドエンジニアにチームに入ってもらってからですね。今ではテレビドラマやラジオを作ってきたプロデューサー、脚本家、サウンドエンジニアなどが揃っていて、本当に面白い番組づくりができるようになってきたと思います。良質な番組づくりと、数値による精緻な分析が絡み合って制作できるようになって、ランキングに入るような番組を安定して作れるようになっていきましたね。

PitPaの強みは、創業当初から培っている技術による分析はもちろん、しっかりとした番組ができる制作体制にあると思います。

良質なコンテンツ制作で、音声業界を盛り上げたい

おかげさまで、最近では、「一緒に番組をつくりませんか」「番組作りをお願いできますか」という問い合わせも増えてきました。音声アプリを制作しているhimalayaさんやVOOXさんなど、共同制作してくれるパートナーも徐々に増えています。

今後は、パートナーも巻き込みながら、音声を聞くユーザーをどんどん増やして、音声業界を盛り上げていきたいなと思っていますね。動画なんかと比べても、再生数はまだまだですから、伸びしろはあると思います。

現在、音声配信プラットフォームは数多く立ち上がっているものの、まだまだコンテンツパブリッシャーもコンテンツ自体も少ない。様々なパートナーと良質なコンテンツを生み出し続けることで、今まで音声を聞いたことがない人も、音声を聞くようになるような未来を作っていきたいですね。