YouTubeとポッドキャスト、どちらをやるべき?│ プロデューサーKONが教えるポッドキャストのコツ

この記事では、ポッドキャストプロデューサーとしてPitPaをサポートしているKONがポッドキャストを制作しながら見つけたノウハウをお伝えしていきます。

YouTubeとポッドキャスト、どちらをやるべき?

いま旬のメディアプラットフォームといえば、ポッドキャストですが、一方で圧倒的に人気であり続けているメディアプラットフォームといえばYouTubeです。

「新しく発信を始めたい!」と思っている企業や個人の方々にとっては、どちらを始めるべきか、悩ましいのではないでしょうか。

今回は、様々なYouTubeとポッドキャストを比較しながら、「再生数」「再生完了率」「制作コスト」の面から、2つのプラットフォームで発信していく際のメリット・デメリットをご紹介できればと思います。

サマリー
– YouTubeはゲスト、テーマによってはポッドキャストの数倍の視聴者を獲得出来る
– 最後まで視聴する人の割合はポッドキャストがYouTubeの2倍
– ポッドキャスト制作コスト⇨速さはYouTubeの1/3 値段はYouTubeの½

YouTubeはゲスト、テーマによってはポッドキャストの数倍の視聴者を獲得出来る

まずは、それぞれどれくらいの再生数を獲得できるか、という指標で比べてみました。

ある対談番組(制作PitPa)の再生数の数値割合

※Aさんゲストのエピソードのリリース後1週間再生数を「1.00」とした時の再生数倍率

詳しく見てみると、以下のような結果がわかりました。

YouTube
ゲストの知名度が低い場合やテーマがトレンドではない場合、エピソードの再生数の約7割がチャンネル登録者であったのに対し、ゲストやテーマにインパクトがある場合はYoutubeのオススメに載りやすく、チャンネル登録していないユーザーが視聴し(約8割になることも)再生数が伸びやすい。

ポッドキャスト
ゲストの知名度やテーマにあまり左右されず、一定数のリスナーが常に聴いてくれている。

再生完了率はポッドキャストがYouTubeの2倍

つづいて、再生完了率で比べてみます。再生完了率が高ければ高いほど、満足度につながりますし、コンテンツに触れている時間も増え、エンゲージメントの醸成につながります。

ある対談番組(制作PitPa)の平均再生率

※再生率=実際にリスナーが聴いた時間 ÷ エピソードの再生時間

こちらはゲストによる差はあまりない状況ですが、Yourubeに比べ圧倒的にポッドキャストの再生率が高いことがわかります。また、各エピソード毎の再生数×再生率を掛け合わせた総再生時間を比較すると多くの場合ポッドキャストの方が獲得している総再生時間が長いという事が分かりました。

ポッドキャスト編集コストはYouTubeの1/3!

ポッドキャストの制作コスト

〜 ポッドキャスト制作過程〜

①収録音声のノイズ除去
②上記の音声のフィラーや放送で使わない部分のカット
③BGMやSEの挿入
④全てを1つの素材にMIXして音圧を整える

①〜④まで全て行う場合
作業時間は30分番組で2〜4時間程度。編集費用は1万円でお釣りが来る値段感が多い。

YouTubeの制作コスト

映像を見ながら、上記ポッドキャストで行う制作工程に加え、カット割、サムネイル制作、テロップの作成が加わります。また音声ではカット出来るようなフィラーも映像では細切れになるために編集が難しく、結果的に同じ30分番組でも8~12時間ほどの時間が掛かります。
外注に依頼する場合も基本的には時間に比例するため、費用としてもポッドキャストの場合は約1/3程度に抑えられると思われます。

メリットデメリットを理解して、適切なプラットフォームを選びましょう

ポッドキャストとYouTubeを様々な観点から比較してきました。大切なのは、メリットデメリットを比較して決断すること。これまでの比較をサマリーとしてご紹介します。

YouTube

メリット
– 圧倒的な認知度のあるプラットフォームと7000万人のUU( ポッドキャスト1000~1500万人)
– Youtubeのアルゴリズムが良いコンテンツと判断すれば、チャンネル登録していないユーザーにも動画をおすすめ表示してくれるので知られるキッカケに繋がり再生数を伸ばす可能性がある。

デメリット
– 動画を見てくれる時間はポッドキャストの半分以下、再生率が低い。
– 編集コストがポッドキャストに比べ高い。

ポッドキャスト

メリット
– 着実に積みあがっていく。安定した再生数の確保が可能。
– 総再生時間としてはポッドキャストがYouTubeの2~3倍
– 編集コストがYouTubeの1/3の時間(金額)で出来る

デメリット
– 爆発的な再生数が期待できない⇨バズることがほとんどない。
– Apple・Spotify共にオススメが内部の人が行ってる(と思われる)ので、作っているだけではなかなか人目に振れる機会がない。
– Youtubeに比べ、聴く母数が少ない(Youtubeの1~2割程度)

 

PitPaでは、ポッドキャストはもちろん、YouTubeを活用したビデオポッドキャストの制作まで含めてサポートすることが可能です。まずはご相談も可能ですので、お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。

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