制作経験0のベンチャー企業が、人気番組をつくれた理由

Podcast専門制作会社のPitPa。現在は、各Podcastアプリでランキングに入る番組を多数制作する会社になりましたが、実はその体制になるまでに様々な紆余曲折があったそうです。

今回は、PitPaの取締役で制作プロデューサーである富山に、PitPaが人気Podcastを作れるようになるまでの経緯や、制作会社としてのPitPaの強み、これからの挑戦について聞きました。

偶然見つけた世界のPodcastトレンドから、挑戦がはじまった

元々は僕が音声のQ&Aサービスをやっていまして、そこにエンジニアとして副業で手伝いに来てくれていたのが、代表の石部との出会いでした。

<PitPa メンバー>
石部達也: 2014年リクルート新卒入社。 システムエンジニア(SUUMO・ゼクシィ恋結び) 2018年PitPa創業。PitPa代表。

富山真明: サイバーエージェント アフィリエイトサイト㈱ちょびリッチ役員 月額コンテンツ㈱アップカレント・リブラプラス㈱代表 2018年PitPa創業。PitPa取締役。

その他、元ラジオ局プロデューサー、サウンドエンジニア、放送作家、 テレビドラマ監督、脚本家、アナウンサー の他、配信システム開発メンバーとしてシステムエンジニア、デザイナーなど 総勢20名近くのメンバーも在籍

その会社は数ヶ月でなくなってしまったんですが、石部が前職を卒業することになり、再び音声サービスの会社を一緒に立ち上げることに。まずは、”音声版Twitter”のようなSNSをつくったんです。しかし、シャイな日本人にとって、”街の中で声でつぶやく・聞く”というのはハードルが高かった。なかなか利用者数が増えませんでした。

ただ、サービスをアップデートしていく中で、投稿した音声をPodcastに流す機能を作ったところ、Podcastで再生数が伸びてることに気づいて。Podcastについて調べたところ、アメリカを中心にPodcastの利用者が伸びていることを知ったんです。そこで、Podcastを制作してみよう、と動き始めました。

技術力に支えられた分析と、プロによる番組作りがPitPaの強み

制作自体は最初は手探りでしたね。元々SNSを作っていたチームだったので、まずは、分析ツールや配信ツールなど、システム関連のできる部分から環境を整えていきました。

番組を制作しながら、再生数や離脱ポイントを細かく見るうちに、「コレが面白いんだ」「コレは面白くないんだ」というものが少しずつわかっていった。そしてそれに伴って、再生数も伸びていきました。今もそうですが、エンジニアも多いチームなので、番組の成長に欠かせない分析はかなり得意です。

ただ、本当にランキング上位になる人気番組を作れるようになったのはやっぱり、プロの脚本家さんやサウンドエンジニアにチームに入ってもらってからですね。今ではテレビドラマやラジオを作ってきたプロデューサー、脚本家、サウンドエンジニアなどが揃っていて、本当に面白い番組づくりができるようになってきたと思います。良質な番組づくりと、数値による精緻な分析が絡み合って制作できるようになって、ランキングに入るような番組を安定して作れるようになっていきましたね。

PitPaの強みは、創業当初から培っている技術による分析はもちろん、しっかりとした番組ができる制作体制にあると思います。

良質なコンテンツ制作で、音声業界を盛り上げたい

おかげさまで、最近では、「一緒に番組をつくりませんか」「番組作りをお願いできますか」という問い合わせも増えてきました。音声アプリを制作しているhimalayaさんやVOOXさんなど、共同制作してくれるパートナーも徐々に増えています。

今後は、パートナーも巻き込みながら、音声を聞くユーザーをどんどん増やして、音声業界を盛り上げていきたいなと思っていますね。動画なんかと比べても、再生数はまだまだですから、伸びしろはあると思います。

現在、音声配信プラットフォームは数多く立ち上がっているものの、まだまだコンテンツパブリッシャーもコンテンツ自体も少ない。様々なパートナーと良質なコンテンツを生み出し続けることで、今まで音声を聞いたことがない人も、音声を聞くようになるような未来を作っていきたいですね。